韓国のサムスングループの経営権継承をめぐり不正があったとして、資本市場法違反や業務上背任などの罪に問われた李在鎔(イジェヨン)サムスン電子会長に対し、韓国の大法院(最高裁)は17日、無罪とした一審、二審判決を支持する判断を示し、検察側の上告を棄却した。これで李氏の無罪が確定し、「司法リスク」から解放されることになった。
検察は、李氏がグループへの経営支配力を高めるため、グループ企業同士の合併をめぐり株価操作につながる不正に関与したなどとして2020年9月に在宅起訴し、懲役5年、罰金5億ウォン(約5300万円)を求刑した。
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一審のソウル中央地裁は、不正と認めるには証拠が不十分だと判断。検察側は控訴審で起訴内容を追加したが、二審のソウル高裁は追加分も含めて無罪と判断した。
大法院はこの日、下級審の判断について「法理を誤解した過りはない」とした。
経済界の反応は
判決を受け、経済界からは「…